第9回STネット学術集会が開催されました

14 1月

第9回STネット学術集会が開催されました。

みなさま、あけましておめでとうございます。

平成28年1月10日(日)
東海大学医学部附属八王子病院 東海ホールにて、
第9回学術集会が開催されました。

プログラムは
教育講演 『嚥下大検討会』
座長:白波瀬元道さん
 「発症後13ヶ月で胃瘻増設、発症後27ヶ月で3食経口摂取となった脳幹梗塞の症例」
 「輪状咽頭筋圧痕像(cricopharyngeal bar)を伴い、輪状咽頭筋切断術に至った多発性筋炎の一症例」

一般講演
演者:STネット会員
 「認知症を背景に持ち、ペーシング異常を来した嚥下障害症例へのアプローチ-「お粥食べたい」を叶えるために-」
 「福祉型障害児入所施設における言語聴覚士による教育支援の経過」
 「骨髄異形成症候群と左総頸動脈閉塞症により一過性脳虚血発作を繰り返した症例~二次的合併症予防としてSTができること~」
 「在宅失語症者の活動・参加を促すデイケア失語クラスの取り組み-デイケア利用開始後に活動範囲が拡大した症例の近況報告を通して-」

特別講演
 「認知症の人と家族の会~35年の軌跡~言語聴覚士へのメッセージ」
講師:大野教子さん(公益社団法人 認知症の人と家族の会 東京都支部代表)
という内容でした。

教育講演では、VE,VFの見方を復習してから症例報告を行いました。嚥下評価で用いられることの多いVE,VFの共通見解が図れたように思います。

一般演題では、1年目のフレッシュな発表から、STネット会員が行った地域へ向けた活動等、幅広いジャンルの報告がありました。

特別講演では、認知症の人と家族の会 東京都支部代表をされている大野教子さんにお話を伺いました。大野さんは電話相談員もされており、昨年2014年は592件もの相談があったそうです。その相談内容を細かく分析し、認知症者・家族の現場の声を教えて下さいました。単身高齢者の割合が増えてきている、認知症が以前よりもテレビで取り上げられるようになった等、高齢化社会の中で認知症を取り巻く環境は徐々に変わってきている面もありますが、一方で本人・家族が認知症をなかなか認められず受診か遅くなってしまう等の問題は依然として残っています。大野さんは我々STへのメッセージとして「STがどんな仕事をしていてどんな支援ができるのかを世間に広めて欲しい」と仰っていました。我々STの普及啓発活動がいかに重要か改めて考えさせられる内容でした。貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。

ブースではオフィス結アジアさんの新商品の展示販売を行いました。「完全側臥位支援クッションピタットくん90」「イージースワロー」というクッション2種類です。姿勢の調整にオススメです。

終了後は皆さんで懇談会を開催しました。様々な病院・施設の方がわいわいと話しながら情報交換を行いました。
八王子STネットは今年も地域に根付いた団体として、皆様とともに頑張っていきたいと思っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
お話頂いた皆様、お越し頂いた皆様、本当にありがとうございました。